筆者は、現在オーストラリアに在住13年目。5年生の息子が現地の小学校に通っている。
僕たち家族が住んでいる地域は、シドニーの郊外で、アジア人の多い街である。
息子のクラスには、中国人、インド人、フィリピン人、アメリカ人、日本人、ブラジル人、韓国人、そしてオーストラリア人。
アジア系の生徒の割合が多くて、逆にオーストラリア人が少ないくらいだ。
息子の情報によると、多種多様な文化的バック・グラウンドを持った子どもたちが多ので、
クラスでは、日本では考えられないワイルドで楽しい事になっているらしい。
そこで、息子の教えてくれた笑える話を紹介。
授業中、ある生徒とが暇つぶしに面白いことを考えた。
こっそりと、クラスの全員にアンケート用紙を配り始めたのだ。
授業も終わりに近づき、その生徒はアンケート用紙を回収してさっそく集計。
結果が出たところでその生徒が立ち上がり、
教壇に立っているの先生のところへ集計結果の報告に・・
生徒「先生!アンケートの結果がでました」
先生「ほう、なんだい?」
生徒「80%の生徒が、先生の事を嫌いだといっています」
先生「なんだと?! 外で立っていなさい!!」
その子が、後で先生に干されたことは言うまでもない。
日本の小学校と違って、オーストラリアの生徒はワイルドだけれど、ある意味子供らしいと思う。
変に学校の先生や、親の言うことに従っているよりも、自由で子供らしさが表現されている。
他にも、面白い話がある。
息子の話では、こんなの事が日常茶飯事。日本の小学校だったら大問題になって、
おもちゃをもってくるのを禁止とかになりそうである。
でも、見方を変えると。とても”良い学びの場”になっていると思う。
つまり、不用意にものを貸すと帰ってこない可能性があるとか、
自分の所有物には注意を払っていなければならないとか、
もし、大人になってから学ぶと、お金とか、もっと高価なリアルな物になるので、
代償が高くつく。
そう考えると、小学生のうちに玩具をつかってリアルな学びをしておけば、
大人になってからも困らないだろう。
小学生は、デイズニーランドではなくて、最低限のモラルだけ先生が見ておけば、
後は野放しでも、子ども達は逆にたくましく育っていくのではないだろうか?
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